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家族会について

◆家族会について

家族会とは ―その芽生えと成り立ち―

統合失調症、うつ病、躁うつ病などの精神疾患をもつ人を身内にかかえる家族が集まり、同じ悩みを語り合い、

互いに支え合う会が家族会です。

ルーツをたどれば40数年前、今以上に偏見と差別が強い中、まず家族に病気をきちんと理解してもらおうと、 一部の病院や保健所が開いた学習会に家族が参加したことから家族会は産声をあげました。学習に端を発し、 その後は、主体的に活動の幅を広げながら地道に家族としての努力を積み重ねてきています。

家族会には大きく分けて、病院を基盤とする病院家族会と病院とは無関係に地域を基盤とする地域家族会があります。 さらに近年は作業所など、地域施設を基盤とする会、地域の枠を超えて有志が結成した会などそのスタイルも多様化し、 また、法人格をもつ会から小人数で膝を交えての会までその規模もさまざまです。 現在、家族会は全ての都道府県にあり、その数はおよそ1600にのぼります。

 家族会の活動 ―家族会の3本柱―

   家族会の活動の根幹は、少々硬い表現ですが、次のような「相互支援」・「学習」・「社会的運動」で、これは家族会の

   3本柱と呼ばれています。具体的には

  1.相互支援(助け合い)

    ●語り合う

    「自分だけが悩んでいるのではなかった」「思いを受け止めてもらえた」など、仲間がいるという発見を通して安心や

      癒しを得られる場です。

     ●相互交流

     語り合うだけではなく、レクリエーションや行事を開催し、参加することで相互の親睦を深め、さらなる経験や活力を

     得られる場です。

    ●情報交換と手助け

     情報社会といわれますが、現実にはどんな病院があるのかさえ個人のレベルではわからない状況で、家族会はより

     具体的な情報を交換できる場、またほんとうに困っているときに実際的な手助けを得られる場ともなります。

  2.学習(学び合い、知見を広める)

     今や家族が学ぶべきことは、病気や治療に関することだけにとどまらず、リハビリ・福祉制度や障がい者に関係する

     法制度、利用できる社会資源など多方面にわたります。家族会ではこれらの学習を、家族教室・研修会・講演会・施設の

     見学会などを通して実践しています。また、多くの場合家族が聞き手としてだけ参加するのではなく、家族としての

     声を発し話し合える場が確保されています。

  3.社会的運動(外に向かっての働きかけ)

     医療や制度などの改善を要求し作業所やグループホームなど社会資源の開発や運営にも力を入れてきました。現在、

     福祉制度や計画に向けての当事者としての発言、署名活動・陳情、会議への参加、広報・啓発等々、家族の対外的活動が

     重要な位置を占めるようになりました。さらに家族自らがその経験と智慧や知識を踏まえ家族相談を展開している

     ところも増えてきています。

                                                                                                          ※みんなねっとhttp://seishinhoken.jp/より抜粋

◆憩の家家族会とは

     憩の家家族会は、母体を愛知県精神障がい者家族連合会(愛家連)として、作業所型地域活動支援事業『憩の家作業所』

     を運営しています。年会費として金1000円を集め、愛家連随時発行のあいかれんニュースを会員の方々に書簡を

     お届けしています。

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